面積 24u
八海めぐり第二番霊場 跋難陀竜王をまつる
 むかし、この池のほとりにあった家に、年老いた父親と二人の美しい娘が住んでいた。
 父親は百姓をし、娘たちは裁縫や洗濯をしていた。ある日、妹娘が洗濯をしていたところへ突然大蟇が一匹あらわれて、その娘を強引に水中に引きずり込んでしまった。
 それを知った姉娘は、泣き叫んで近所の人たちの助けを求める一方、畑仕事に出ていた父親を呼んで、妹娘の救出をはかったが、いつまでたっても娘は帰らず、いくら探してもその遺体は浮かんでこなかった。
 それ以来、父親と姉娘は命ある限りお釜池のほとりにある家にとどまって、不幸な妹娘の冥福を祈りつづけたという。

 石碑には「ふじの根の ふもとの原に わきいづる 水は此の世の おかまなりけり」との和歌が刻まれていた。

 面積は八海の中で一番小さいが、底は深く水量は豊富。